あっさり「転職」というけれど

かつて出版界を風靡した「暮しの手帖」があった。その、いまの編集長の松浦弥太郎さんが読売の夕刊に「暮らし向き」というエッセイを書いていた。
 「暮しの手帖」の編集に興味を持っていたものだから、松浦編集に、その変化を見続けていた。
 
 それなのに、ああそれなのに、松浦さんは、あっさり転職されたという。
 「この春、出版業界からインターネット業界に転職をした。」と、同じエッセイに書かれているのだ。
 置き去りにされたような「暮しの手帖」派は残念である。人の転職をあれこれ言うわけには行かないけれど。

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