2015年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 食べもの なつかしい梅干の味よ 真夏、どの農家の庭先にも梅干が干してあった。悪童は、通りすがりに失敬して口に入れた。その味、その硬さ(やわらかさ)が味覚の原点となった。 いまでも妹が作って、送ってくれる梅干が食卓を支配している。 群馬(上州)の […]
2014年7月4日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 食べもの あなたは2度とお母さんのもとに帰ってこなかった 千葉県柏市には、原爆朗読劇を「朗読」する女性グループ「柏・麦わらぼうしの会」がある。その朗読に必ず出てくるのが、天満国民学校2年生だった新谷勝司君。お母さんの新谷君江さんの手記だ。 勝司君は大豆ごはんが大嫌いだった。 […]
2014年3月14日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 食べもの 上州のおやつ 焼きまんじゅう 上州・群馬県に「焼きまんじゅう]と言う郷土の「おやつ」がある。小麦粉と発酵菌でまるめた素まんじゅうを蒸しあげ、竹串に刺す。 軽く焼いたまんじゅうに、甘い味噌だれを塗る。焼きあがる焼きまんじゅうの香り。 群馬は小麦王 […]
2014年2月22日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 食べもの 忘れていた削り節の香り 昔、よく鰹節を削らせられた。何に使うのか、知らなかった。一番身近だったのは、母親の弁当作りが遅くなると、削ったものをご飯の上にまき、醤油をかけて登校した。たくあんなどの弁当も多く、その匂いが教室にこもっていた。 裕福 […]
2014年1月17日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 食べもの まだあるだろう、塩鮭の切り身 町内の魚屋から女房が塩鮭を一切れ買ってきた。店には出していない、ある顧客のための塩鮭だと言う。これが大の好物である。慎重に焼き、ほぐして白飯のおかずとする。 塩分取りすぎの恐れは十分にあるが、とにかく勘弁しても […]
2013年9月15日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 食べもの 商品の呼称の変化、だれの責任 病院の1階販売店で、缶入りのドロップを買う。 2回の店にはあるんですが、ここでは切らしていますという。 すぐ声を上げ、袋入りならありますよ、と。 袋入りがあるの、それでいい。かんにいれかえるから。 しかし、それ […]
2013年1月14日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 食べもの 「しみつかれ」と「すいとん」 初午にはちょっと早いが、今年も栃木の郷土料理「しみつかれ」をいただいた。節分の豆の残りを使い、鮭の頭、あぶらげを使い、ダイコンを鬼おろしですって煮込む。毎年いただくので、すっかりなれた。何か底知れぬ郷土の味覚に、それを […]
2012年9月14日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 食べもの 新米はうまいのだ 女房の、茨城の甥夫婦が、孫ふたりを連れ、新米を持ってきてくれた。去年はセシューム問題があり、買うことができなかったらしい。 何かほっとする気持ちになり、早速食膳に供した。 やはりうまいのである。食が進むのである。 […]
2012年5月11日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 食べもの 裕子さんを喜ばせた温泉卵 永田和宏さんの「河野裕子と私」(「波」5月号)が終わった。12回、この歌人夫婦の最後を読ませてもらった。 裕子の、こういう歌が出てくる。 どこまでもあなたはやさしく赤卵(あかたま)の温泉卵が今朝もできました 温 […]
2012年2月29日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 食べもの 当世、いやな時代なれど 2月26日、午後遅く、K柏店で「原木しいたけ]というのを買ってきた。8個入り298円である。原木しいたけを最近買ったことがない。「原木」などと書いているのは売っていないようである。。 帰って女房が、東北の○○県 […]