2011年10月28日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 昔話 はるか昔の少年たち 小学校の同窓会が郷里で開かれる。 前年欠席した者には案内が来ない。そういうお年頃になってしまった。それでも教えてくれる幼馴染はいる。 その返礼に一編のショートショートを書いた。主人公?は必ず出席するはずである。そ […]
2009年10月17日 / 最終更新日時 : 2023年4月27日 kinya 昔話 万年筆は万年持ちませんよ 万年筆は万年は持たない。使用者が万年持たないと言うことと同様である。 昔、愛用していた万年筆を思い出し、カートリッジ式のインクを買ってきたが合わない。メーカーに電話する。かなり前にカートリッジのインクが変わって、古 […]
2009年5月14日 / 最終更新日時 : 2023年4月27日 kinya 昔話 軍国少年、早苗に思へらく 慈恵の柏病院には毎月行く。病院前には田んぼが広がっていたが、駐車場と薬局の乱立?でだんだん少なくなってきた。その田んぼに早苗が育っている。風が揺るがせている。 群馬育ちは昔を思い出す。それも終戦時の田んぼのことだ […]
2008年5月19日 / 最終更新日時 : 2023年4月26日 kinya 昔話 グラマンの爆弾は墓石でジャンプ! その不発爆弾は、どろどろの黄色い中身を吐き出し、畑に寝ていた。二、三人で運べるほどの大きさだった。艦載機のグラマンが投下したのだった。こういう推察が村人によって出来上がった。 「爆弾は、どこを狙ったが見当がつか […]
2007年11月29日 / 最終更新日時 : 2023年4月25日 kinya 昔話 本体を落として飛ぶ竹とんぼ 柏市の「こんぶくろ池」はこんぶくろ池を考える会の地道な努力があって、平成25年ごろには自然博物公園としての整備が出来上がるようである。 湧水による民話が伝わっている。巾着袋が浮いていた、主はうなぎで、近辺の村人は […]
2007年5月18日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 昔話 岸恵子さんよ、なぜ泣いたのよ 朝のNHKを見ていたら岸恵子が華やかな雰囲気をふりまいて、過去・現在を語っていた。たちまち1950年代に連れ戻された。 「雪国」(豊田四郎監督)スタジオ撮影中の岸恵子にインタビューをした。「ただいま婚約中」という続き […]
2006年5月13日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 昔話 おっかあの背中はあったかい 正月用の生け花になると言う五葉松は、接木をしないと製品にならない。その接木を40年、私の接木技術は、日本一だという農家がある。でも、大半はカブ、ネギ、ハショウガなどの生産者であるという。 千葉県柏市逆井にある市立逆井 […]
2005年8月15日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 昔話 田んぼに落ちた親子焼夷弾 北関東の田植えは遅い。二毛作だから麦刈りが終わって、7月になる。旧制中学の3年生は、二人ずつ農家に農繁期の2ヶ月間も泊り込み、勤労奉仕という名の農作業に従事した。 ある晩、豪雨のような音を立てて親子焼夷弾が落とされた […]
2005年7月29日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 昔話 あなたはだれでしたか だれがだれやら分からない。63年ぶりの小学校の同窓会。去年第一回を開いたらしい。 記憶能力が、もともと欠如しているのである。こちらの名を呼びながら来てくれる人はいるけれど、顔を見ただけでは、それに胸につけた名札だけで […]
2005年6月6日 / 最終更新日時 : 2023年4月19日 kinya 昔話 蛇の子を身ごもった! 真夏のような日差しになった5日、野田市の上花輪歴史館の玄関前、この日まで歴史館では、月遅れの端午の節句の展示が続いていた。ひさしにショウブとヨモギが置かれている。昔、みんなそうやったな、女房と見上げていると、おじさんが […]