2012年8月9日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 短歌 詩 俳句 なめあふ恋とあなどりぬ 新聞の「俳句時評」を読んでいたら、 はったいをなめあふ恋とあなどりぬ(春山他石) という句が出てきた。「はったい」は読みがなで、麦へんに少と言う字がでている。とりあえずこのパソコンでは麦へんは4字しか出 […]
2011年12月13日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 短歌 詩 俳句 初めてもらった返歌 先輩と同級生の奥さんが亡くなった。 ふたりとも歌人である。とりあえず哀悼の意をこめて一首おくった。 先に行く後から行くと思へども先に行くのは寂しかるらん よく短歌をおくることがある。意足らずもあれば、冗 […]
2011年11月22日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 短歌 詩 俳句 大河となるか老人短歌 携帯電話持たず終らん死んでからまで便利に呼び出されてたまるか 九十歳の先は幾歳でもいいやうなお天気の中花が咲くなり 寒ければ早う寝ようと言ふ人なし雪降るならむ夜半十二時すぎ 九十歳に […]
2011年1月17日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 短歌 詩 俳句 …告げて応ふる人はあらずも 昨22年の宮中歌会始に選者として出席していた河野裕子さんが、8月には死去されたことは残念なことだった。 ご主人の歌人・永田和宏さんが4ヶ月たった歳末、日経紙に「後の日々」というエッセイを載せていた。最後は呟くよ […]
2010年11月12日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 短歌 詩 俳句 終電でひもどいた妹の句と 初日記先づは歩数を記しけり 盆梅の香り微かに夢に入る 一山越え春の水辺を探しけり 風渡る一里四方の麦の秋 香水の微かな風とすれ違ふ 穂芒の日暮れ風の意のままに しみじみと聞く蜩の […]
2010年11月6日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 短歌 詩 俳句 ときには短歌を詠まんかと ふるさと群馬の太田に行ってきた。 ときには短歌を作らんとする気分になる。 こういうときである。そして他人には分からないと思いながら列挙する。 その傲慢さに自分でもヘキエキしながら打ち込む。 秋の夜の浅草行きの終 […]
2010年9月29日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 短歌 詩 俳句 奔放自在な筆遣い 牧水の話である。かな書きの書道の先生が、うちわに短歌を一首書いてくださった。猛暑たけなわの頃である。 青草のなかにまじりて月見草ひともと咲くをあはれみてつむ そこで生誕百年記念特集号の「短歌」を探し出した。若 […]
2010年9月20日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 短歌 詩 俳句 ユウコサンが亡くなった、この夏 敬老の日とは関係ない。若山牧水生誕100年記念に、角川書店の『短歌』が特集号を出したことがあった。昭和60年だから25年前になるか。それを引っ張り出した。 牧水からちょっと離れる。その特集号に、河野裕子の14首「 […]
2010年3月24日 / 最終更新日時 : 2023年4月27日 kinya 短歌 詩 俳句 和尚が梵字の書を下さるという 東葛地区で活躍し、ことしで20周年を迎えた「草の実俳句会」(代表・逸見真三)では、昨年に続き、第2回目の柏市逆井の観音寺ぼたん俳句大会を主催し、一般のぼたん愛好家に、一句詠み応募しましょうと呼びかけている。 […]
2010年3月9日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 短歌 詩 俳句 逢いたしと思えど春や雪女 雪女が好きである。ただし、まだ会ったことがない。残念である。 読売文学賞をもらった、真鍋呉夫さんの句集「雪女」は、平成4年に世に出た。 雪女見しより瘧をさまらず 瘧=おこり 雪女ちよつと眇めであ […]