2005年7月29日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 昔話 あなたはだれでしたか だれがだれやら分からない。63年ぶりの小学校の同窓会。去年第一回を開いたらしい。 記憶能力が、もともと欠如しているのである。こちらの名を呼びながら来てくれる人はいるけれど、顔を見ただけでは、それに胸につけた名札だけで […]
2005年7月25日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 植物 結構な味ですよ スベリヒユ わが菜園の最強の雑草はスベリヒユである。こまめに草むしりをすればいいのだが、真夏にはのび放題。これは食べられるし、救荒植物だったと読んだ記憶がある。飢饉のときに、これを食ったのかと思いながら抜く。これはするりと抜ける。 […]
2005年7月23日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 本 蝦蟇の油の口上はいつからか 明治・大正時代に、500編を越す紀行文を書いた大町桂月が、「春の筑波山」を散策した文がある。そこに蝦蟇の油は、まったく出てこない。あの口上とパフォーマンスは江戸時代から、と言うことを聞いているが、桂月が看過したとも思え […]
2005年7月18日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 神社仏閣 お神輿とお囃子が連なって10キロ 車の上にしつらえた大太鼓、小太鼓、横笛、鉦のリズミカルな逆井ばやし。続くのがおみこし、ワッショイワッショイ!。 4年に一度の産土(うぶすな)の浅間神社のお祭りである。神主の祈祷に続き、来賓・氏子の玉串奉てん。セレモニ […]
2005年7月16日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 隣近所 踊らにゃそんそん 踊らにゃそんそん! と思っているわけではない。でも、踊ってしまうのである。 月が雲にかくれていた。それがいつの間にやら晴れ渡った。南部公園に18町会のテントが張りめぐらされ、太鼓が響き、鉦が叩かれ、音量いっぱいの「柏 […]
2005年7月11日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 植物 向島百花園にタケニグサ 向島百花園の7月は、中途半端な季節である。 秋の七草の案内板の前で咲いているのは、オミナエシとキキョウだけ、創始者の佐原鞠塢が作った秋の七草の案内板もあるが、ここでも咲いているのは午時花(ごじか)だけである。物憂いよ […]
2005年7月10日 / 最終更新日時 : 2018年10月20日 kinya 柏市南逆井 でかい石はなんだ この力石で力比べやんべえ 力石があるそうですが、と観音寺のおばあさん(和尚さんの母上)に聞いたら、南増尾の、どこかの神社に運んだ、と言う。見当はついていた。南増尾に「小鳥の森」という市の公園がある。うっそうとした森になっ […]
2005年7月9日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 小説 87分署のキャレラは泣いたか エド・マクベインが亡くなった。87分署には弔旗が上がり、キャレラもマイヤーもどうしているのだろうか。 エヴァン・ハンターの「逢う時はいつも他人」というシリアス・ノヴェルなどを読んでいた。それがエド・マクベインの別名の […]
2005年7月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 神社仏閣 「清大姉」の清が抜けていた お盆が近いからというわけではないが、戒名の話である。 法事で親戚の家に行った。お寺で法要が終り、新しく建て替えられた墓に塔婆を運んだ。墓石は真っ白な布で包まれていて、坊さんが読経した。墓碑も新しい。そこに刻まれた先々 […]
2005年7月2日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 短歌 詩 俳句 自分史は自分のために書く ある新聞の歌壇に、こういう短歌が寄せられていた。 自分史など他人の誰が読み呉るるかと妻言ふわれも左様に思ふ 選者の言やよし。「誰のためでもない、自分のために書くのである」と。 自分史文学賞というのがあるそうである […]