87分署のキャレラは泣いたか
エド・マクベインが亡くなった。87分署には弔旗が上がり、キャレラもマイヤーもどうしているのだろうか。
エヴァン・ハンターの「逢う時はいつも他人」というシリアス・ノヴェルなどを読んでいた。それがエド・マクベインの別名の小説だった。「暴力教室」があった。映画化されて、ベストセラーになり、その主題曲「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が若者を熱狂させた。しかし、そこの記憶はなく、「教室」は素通りして87分署にたどり着いたことを覚えている。
87分署シリーズは50冊にも及ぶというが、相次ぐ翻訳のいくつを読んだことか。ご本人が早川書房の招きで来日すれば会いに行った。講演会だったか。そして、ホープ弁護士が登場して来た。
警察もの、探偵ものに誘い込まれた歳月があったが、「逢う時は…」のなかに、こんなセリフがあった。 I like strong coffe and weak women.
strong coffeって、どんなコーヒーかと思ったことがあった。