おっかあの背中はあったかい
正月用の生け花になると言う五葉松は、接木をしないと製品にならない。その接木を40年、私の接木技術は、日本一だという農家がある。でも、大半はカブ、ネギ、ハショウガなどの生産者であるという。
千葉県柏市逆井にある市立逆井中学校(濱田重道校長)には、「-子ども・学校支援ボランティアー“十色”咲かそう会」というボランティア・グループがあって、”できるときにできる人ができることを行う”をモットーに、いろいろなボランティア活動を続けている。
そこで、「ふるさとに集い/ふるさとに生きる」という小冊子を作った。A4、58ページで、地産地消ということで、冒頭のような、40軒にわたる農家の聞き書きをまとめ、逆井・藤心地域の方言を聞きだし、石仏・道しるべを探し出し、地域にあるお寺と神社、生活を紹介している。
柏の民話の中から地域に密着した7編を選び、脚色し絵を描いて紙芝居を作った。見事な絵を描く会員が何人かいるのである。紙芝居は、逆井中学校区にある4つの小学校に送り、記念行事などで会員が公演している。
「力石」というのがある。石を持ち上げる力比べである。その石は今でも南増尾の八幡神社に奉納されている。おっかあの背中はあったかい、と背中におぶさってきた「鷲山のむじな」。狢台という地名が残っている。7編の絵と解説が収録されていて楽しい。
青少協と連携した十色咲かそう会の活動も詳説されている。
十色咲かそう会 柏市立逆井中学校内