芝大神宮御鎮座壱千年
お正月の七草あたりまでに、芝大神宮にお参りし、神殿で神主さんの祝詞を聞き、玉串を捧げてくる。そういう習慣ができている。
会社関係の人が多い。何人ものグループで来る。こちらは個人の夫婦である。会社グループで神殿が埋め尽くされるのを見ているから、そういう中に巻き込まれないよう日にちをずらし、時間をずらす。個人だって多いはずで、神主さんから今年もおいでか、というような声をかけられることもある。
かなり増築され、ところどころ変わった。鎮座千年を記念して、昨夏9月には大祭が行われている。いただいてきた破魔矢などの入った手提げには例年以上の記念品が入っていた。
神社の経営という、とんでもないことを考えた。例の「さおだけ屋はなぜ潰れないか?」(光文社新書)の影響である。とりあえず芝大神宮はご繁盛のようである。しかし、ツラツラオモンパカリミルニ、私たち夫婦という個人の捧げるものは十年一日変わらない。それも遠いから正月だけ。それに、祈祷神符(お札)には家内安全など三つも書き込んでもらった。恥多き思いがする。