秀峰富士が300点
われらの富士山が世界遺産になれないのは面白くない! その思いで、60名が富士山を描き始めた。描き始めているうちに様々な富士が立ち上がってきた。その数300点、思いは富士を抜け出しているのも多多あるけれど、これは楽しい富士山が誕生した。
自由闊達、桜木町のリーブギャラリーはうれしい世界。卵を割って誕生した富士山、美女の掌で愛撫されている富士山、サンアート(代表・梅原健二)の生徒は、描き進んでいるうちに、堂々のアクリル画の世界遺産を見せてくれた。
だいたいが4号、立派な額縁に見えるが百円ショップのものだという。おば様と梅原先生が話し合っている。子どもたちが生徒なのだそうだ。圧倒されて300点を眺め回すうちに、どうやらオノレの富士山像が形付けられてくる。あれとこれが私に近い。観客は、そういう富士山を抱いて帰る。
残念ながら会期は18日まで。