ほんものの「しもつかれ」ご到来
油揚げ、煎り豆、大根おろしだけという、女房の「すみつかれ」復元実験を始める前に、栃木県ご出身のご夫婦から、これは本格的なすみつかれをいただいた。
実は、いつからか毎年のように、茨城・栃木ご両家のそれぞれ独特の味覚を堪能させていただいている。これほど当世グルメ冥利の幸せはない。あつく感謝するものの、ご両家にお話していない。気にかけたままである。
写真だけを見た人たちには、分からない味である。まず甘い。砂糖のそれではないこともちろんである。酒粕と、おろした大根の醸す味か。大豆が入る。煎り豆よりも、もっと上等な豆のようである。鮭が入り、ほんのりと、ふわっとした感触?となる。
際限なく食べられる。おかずというより主食に近づく。ご飯が副食かな。箸には、よくかからない。スプーンがいい、それも木製のスプーン。
難しい説明が要るが、しょせん説明しきれない。語彙の不足、文章の拙劣さ。しもつかれに責任はないんだよ。