柔らかいコンニャクもあるのだ
あちこちに蒟蒻掘りや浅間晴
新聞の投句である。群馬県甘楽地方はコンニャクの主産地だという。私の故郷は群馬だが、かなり離れている。そのコンニャクが苦手である。ブルブリしている軟体動物のようで、なかなか噛み切れず、これが消化するんだろうかと思って食べていた。
娘が自分で作ったというコンニャクを持ってきた。父親がコンニャクを敬遠していることは知らない。「大地の会」というグループ?があって、食品を配達してくれる。その中にコンニャクの生芋があって自分で調理するのだという。その製品を食べてみたが柔らかいのである、プリプリしてはいるが、何とかハシでも千切れるのである。
すりあげたコンニャクを固め、アクをぬくために凝固剤を使う。ぬるま湯で溶かした凝固剤を混ぜながらこねる。娘は、ぬるま湯が多すぎたかもしれないというが、この柔らかさが気に入った。消化しないのではないかという心配はなくなる。
細かくしてあれば、幼児への心配もなくなるのではないか。コンニャクには硬度?についての規定があるのかもしれない。ともかく持ってきてくれたコンニャクを楽しむことにした。