小粒で規格外?のナシを食べた

   なじみの農家に寄った。稲作農家で、すでに収穫作業は終わっている。台風一過後、日差しは強いけれど、なんとなく秋の気配がする。主人が日除けの下にテーブルとイスを揃えてくれる。
 そして、小粒なナシを5個ほど並べ、包丁を2本揃えた。剥いて食べようというわけである。当家にナシの木はない。近隣にはナシ畑があり、観光農園化している。察するにナシ園からの持込で、規格外のものなのだろう。
 これが甘い。適度にナシ特有のジューシーなのである。ナシ園では、こういう自家消費をしているのだろう。突然のナシ剥きに戸惑ったが、なに子どものころは、みんな剥かずに食べて、皮は吐き出した。(奥さんが茶を入れてきてくれた)
 主人はナス畑から、ナスを採ってくれ、その中にナシを3個入れてくれた。ちょっと得がたい「ナシ」である。女房に剥いて食べさせようと思う。