姿を見るは嬉しかり
名戸ヶ谷の法林寺に妖怪集合
イチョウの大樹で有名な名戸ヶ谷は法林寺(戸部謹爾住職)の本堂でございます。
ノーマクサマンダバザラダンカンの不動明王います、その本堂に妖怪・幽霊が所狭しと集まったのでございます。
お盆の中日。檀家総代の旧家で、「弥惣治文庫」という文芸資料館を持つ藪崎恒雄さんが収集した妖怪図などを先祖の菩提を弔うための展示でございます。
幽霊図というものは美人が多いようでございます。とくとお会いしました。左端の幽霊さんには一首したためてございます。
魂の帰らんよりは在りし世の姿を見るは嬉しかりける
魂魄よりも姿が見たいと言う画賛なのでしょう。
真ん中の幽霊さんは、薮崎さんが新しく収集された安藤広重の作品! あの「東海道五拾三次」を描いた広重画ということでございます。
妖怪もあまた40図、気持ちわるいものでございます。