9周年迎えたいずみ園


 宮田島運動場の隣にある「いずみ園」が9周年を迎える。毎年11月のいずみ園祭は、ここに来ている障害者(通所者)の作品販売や音楽会が開かれ、フリーマーケットなどで賑わう。 いずみ園は、身体障害者通所授産施設といい、社会福祉法人・緑の会が運営する。県立の養護学校の卒業者を受け入れ、40名が送迎バスで通勤している。こういう施設は柏にはここだけである。

 土農協近くで、障害者7人の小規模の作業所がスタート、7年後、現在地に法人のいずみ園が出来た。通算16年となる。


 作業所という大広間(講堂に見える)に、縫製科、紙粘土工芸科、皮革工芸科、園芸科があり、通所者が職員やボランティアと一緒に働いている。「障害者は1人では生きられません。どうしても健常者の手を借りなくてはなりません」と、理事長の滝本二三江さんはいう。介護体験学習の高校生や大学生が手伝う。地域の人たちがボランティア参加する。みんなが生きることの尊さを体験している。

 いずみ園は、いつも見学大歓迎である。寺島文化会館から絵などが提供されていて観賞できる。