島田修二の歌碑

「草木短歌会」の島田修二の歌碑が横須賀市中央公園に建立されたとき、参加者に修二の歌を刷り込んだ絵葉書のセットが配布された。それを友人が送ってくれた。
きれいで、芸術的な写真の左に、修二の歌がある。
京浜急行の新大津駅のホームに赤い電車が入ってくる。
 ふるさとは海辺の町の小さき駅
 少年老いて再会約す
とある。
観音崎付近の海、汽船が走る。
 さねさしの意味知らぬまま走水
 媛を讃へしふるさと相模
カメラマンである友人が撮ったものだという。絵葉書に添えて「歌集 渚の日日」も入っていた。
島田修二に接するのは初めてではなかったが、いい友人を持ったものだと感銘している。

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