隣家に泥棒が入った!
4月の最終日。隣家は、ひと晩留守にした。帰ってから拭き掃除をした。裏口のドアは、荷物などがありあまり利用していない。
だから、裏口ドアがこじ開けられていたことに、気付くのは遅かった。ドアは上半分がガラス、下半分は硬質プラスチックという。その下半分をマイナスドライバーで、写真のように、手が入るほどの大きさに巧みに切り取っている。
チエーンは付けていなかった。手を入れてみる。カギは開けられる。しかし、チエーンがついていたなら、そのチエーンをはずせたかどうかの疑問が残る。チエーンが付いていないことを知っていたのではないか。家中のリフォームをしたばかりで、工事の出入りが多かった。
警官が来て、軍手の跡を確認しているが、盗まれた物はないようだった。しかし、警官の書類にハンコを押すとき、そこにあった現金の無いことに気がついたという。仏壇にあった商品券などそのままだった。
警官はすぐにはこられない。夫婦喧嘩の仲裁などが多く、多忙だそうだ。外から帰ってきたとき、泥棒と鉢合わせすると危険だから、チャイムを鳴らすといいらしい。
わが家の台所の窓から、泥棒の入った裏口ドアが見える。視覚内の犯行である。泥棒の幻影を思えば落ち着かない。隣近所ともども気をつけよう。