これが三八式歩兵銃か
我孫子市市民会館で、あの六角形の親子焼夷弾ことM69集束焼夷弾に触れ、これが豪雨の降るような音をさせて38発に分かれて飛んできたものだったか、と思ったが、今度は柏市中央公民館の「平和のための戦争展」(「とうかつ」実行委員会)で、三八式歩兵銃を担いできた。
長さ182センチ、重さ3.95キログラム、装填弾数5発、明治38年から太平洋戦争まで使われたという。しかし、中学の上級生が担がされていたのは、これではなく、たぶん村田銃ではないかと気がついた。この方が村田銃よりも性能がよかったのだろう。
村田銃は、重さ4キログラム、装弾数は8発とか。重さはほとんど同じだが、これを担いで上級生は行軍したようだった。田舎の中学に何丁もあったわけではなかろうが、肩の痛さが思いやられた。
隣に木銃があった。もっぱらそれを担いだ。銃剣もあった。「戦争のない世界への思いをこめた」の戦争展だが、見る人の思いは様々である。