一心頂礼 万徳円満
NHKの再放送で「孫とじいちゃんの珍挑戦」のひとつ「涙の寺修行」が楽しかった。
小一の孫が、坊さんのおじいちゃんの寺へ住み込み、修行をするが、舎利礼文(しゃりらいもん)を、ついに暗記してお祈りする苦闘物語。
原文?は四言十八句の短いものだが、子どもの記憶力の清新さに感嘆した。
タイトルに掲げた一心頂礼 万徳円満には釈迦如来という三句目が来る。一心に礼拝します。すべての徳を持ち合わせた釈迦如来の…。となる。お釈迦様を慕ってその遺骨(舎利)をお祈りします、というらしい。最後は今将頂礼(こんしょうちょうらい)、いままさに礼拝したてまつります。
春秋のお大師様の日に、柏、流山、野田に散在する利根運河大師護持会の最後尾にくっついて般若心経を唱えるが、先導する和尚さんが、読経(どきょう)というでしょう、覚えなくても結構、読み上げてくださればいいんです、と法話でも言われる。
秋遍路でも二十回ほど、札所の前で読経してきた。小一の舎利礼文は、やはりすごい。年齢の差である。