トイレはどこにあるか

 リブレ京成に「とれぼーの」12月号という小冊子があった。小林純子さんという一級建築士が公共トイレについて書いている。瀬戸大橋に約5億円をかけた東洋一のトイレがあり、その建設にかかわったそうである。
 ヘーと思った。5億円に驚くが、トイレはちゃんとありさえすればいい。ただし、在り場所が気にかかる。当地のマツモトキヨシ・ホームセンターのトイレは、入り口の反対側にある。かなり歩く。ユニクロもそうである。両店とも雨の日は傘がいる。
 お客様に便利なように、と言う考えはないようである。市内のある筆記用具などの広範の物品を扱っている専門店にトイレを貸してくれと言ったら、即座にトイレはございません、と厳しい口調で言われたことがある。店員はどうするか。
 新しいスーパーでは、入り口近くに備えたのもある。数は少ない。
 ダイエーが店仕舞いをした。飾りをはずした姿は、哀れである。でも、この三階建ての建物の中には、各階にトイレがあり、複数の設備があった。ダイエーの基本方針だったのだろう。
 トイレの完備したスーパーは一つの利用基準になる。 

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