限りなく小さい絵画展
あっちこっちに天眼鏡が備え付けられている。「世界一小ちゃい?!ミニ絵画展」の会場。何百?とい絵が展示即売されている。表の通路にまではみ出している。
とにかく小さい。大体が葉書程度だが、名刺を四つに切ったほどの極小絵もある。みんな手書きでカラー、ガラス絵もある。ネコもいる、フクロウもいる、美人もいる、ヌードもある。何でもある。名の売れたイラストレーター、画家も出品しているらしい。
だんだん自分が小人の国にでも入り込んだ気がしてくる。小さいけれど、がっちり描かれていて、小人の国は豊かで微妙な感じがしてくる。きっと、俺の好きなものに到達するだろうと思って、じっと見てゆけば時間を忘れる、会社を忘れる。
東京駅八重洲地下街の「ギャラリー八重洲・東京」12月25日まで。