少し白酒召されたか
思わぬ出会いというものはあるものである。東京国立博物館の「書の至宝展」で、会期末の大混雑の中で、書道の先生にお会いした。ばったりと。ある音楽会、隣に座っていたのがボランティアの女性新聞の編集長。みんな女性である。
三人目にばったり会うのは、どんな女性であるか。興味津々!。いつもキョロキョロ。これがお雛様だったのである。少し白酒召されたか、赤いお顔の官女さまもおいでである。
「柏麦わらぼうしの会」が布施近隣センターで、「この子たちの夏」という原爆の悲惨さを主題にした朗読劇を上演した。かなり短縮したが、そこには長崎原爆の当夜、爆心地を歩いた女性自身も朗読に参加すると言う画期的な上演だった。
それが終わって、ある家の昼食に招待された。そこに、写真のようなお雛様が飾ってあったのである。三人目は「お雛様」だった。お雛様が朗読劇の見学に参加した私たちの悲しみを癒してくれたのではないか。ご馳走様でした。当家の奥さんとともに、「お雛様」にもそう伝えた。
ありがとう。