100人の朝ごはん

 「100人のひとの、朝ごはんを覗いてみました」、という特集を、季刊誌「うかたま」創刊号(農文協)でやっている。全部写真付き、住所、職業、性別、それに解説が付く。
 写真が3×2センチと小さい。50人に絞ってせめて倍ほどの大きさで見たい。なにか説明があるのか、年齢も時間もばらばら。自分と同じ年齢の朝ごはんを探すのが大変である。探す必要もないが、どうしたって年齢に目がいく。
 出勤する人には、朝ごはんはたいへんだろう。午後出勤の会社勤めだった引退者の当方には、興味あるところである。皿が出ないのもある。皿や丼が並ぶのもある。まあ多士済々である。全部プラスして100で割ったらどうか。
 女子栄養大学の小川久恵先生が、「ごはんとお味噌汁と何かを組み合わせれば安心、という感覚を持った方も多いようですし、半分以上の人が、わりとバランスよく食べてるんじゃあないですか」とまとめ?られている。
 その先生の朝ごはんは、こうである。専門家だからね。
 トマト、レタス、リンゴ、バナナ(果物は四分の一ずつ)、ほうれん草のおひたし、煮豆、芋の煮転がし、納豆、味噌汁。納豆にはかつお節、ラッキョウをきざんだもの、卵いり。ラッキョウは自家製と言うが、真似してみよう。
 注 創刊号には、もちろん朝ごはんだけでない特集が組まれている。

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