柏市平和展と森林浴
悲惨な戦争から平和へ~若い世代に伝える~ という標題を立てて、第3回柏市平和展が開かれた。昼なお暗い、うっそうとした森に囲まれた手賀の丘公園「どんぐりの家」である。
パネル写真が戦争の被害と復興までを伝える。水筒や飯盒、体につけて出征した日の丸の寄せ書き。見慣れたものが目を射るようだ。子どもたちがアンケートに取り組んでいる。
平和展に参加して、それぞれの活動状況を写真や絵などで示した3グループには、それぞれの解説者もついていた。「平和の会」、被爆者の「柏和会」、朗読劇の「柏・麦わらぼうしの会」。初日、「柏和会」では、長崎で被爆した囲照子さんが、熱心な語り部となっていた。
平和展を辞して森林浴はどうだろう。こういうのも平和の一つと言う幸福を感じさせてくれた。なかに文化時代の庚申の碑が集められたところがある。木漏れ日にサルが浮かび上がる。20日まで。