今年の芋煮会は楽ですよ


  芋煮会がやってくる。うちの老人クラブ(シニアと言っても同じことである)には畑があり、そこで収穫した里芋を使う。収穫・料理まで男性の仕事であり、当日になって女性が味付ける。それを60人近いクラブ員が食べる。ふたつの大鍋を満杯に作る。
 男性10人ほどが包丁を持ち、皮をむく。これが大仕事。手がかゆくなる人もあり、不器用にむかれて、芋本体の歩留まりはかなり悪い。
 最新の「NHKためしてガッテン!」で、里芋料理があった。その中で、料理人さんの研究?によると、皮付きのまま3分間ゆで、水に入れると、皮はスイスイとむけるらしい。芋煮会が近づくぞ、ということで、何度か実験した。受信料を忠実に銀行払い込みにしている効果が出た。
 今年の芋煮会は楽だぞ。こうしてむいた里芋料理は、ぬめりが閉じ込められているからうまい。里芋料理は、かなり昔からあっただろうに。斜めに打ち付けた板で、ゴロゴロ皮むきをさせられた子ども時代を思い出した。

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