持ち込み料理で花見の宴
花見は町内の第三公園で開く。平成14年からの、末広クラブのしきたりである。会費は一人500円を徴収するが、なんでも持ち込み大歓迎である。開花が早まり、日にちの決定に頭を悩ませたが、満開の下で開けそうだった。
好事魔多し、何と朝雨が降った。やむなく町会の会館で開いた。例年のことながら、持ち込みの種類の多さに驚く。卓上に収めきれない。アルコール類は回せばいい。料理類は回しきれない。ダンゴなど市販品も多いけれど、だれかが生粋の?家庭料理を作ってくる、と信じている。しかし、それを探しにも行けない。回ってくるか、眼の届くところに発見できるか、天の配慮を待つばかりである。
写真は、その配慮にあずかった逸品である。これも天の配慮で何分のいくつかを写真に撮ることが出来た。油揚げ、きくらげ、ピーマン、レンコン、コンニャク、ニンジン、ゴボーetc。あとで聞いたら「五目きんぴら」だそうであるが、きんぴら状に切るのもたいへんだろう。もっとしんみりしたところで食べたい。
天の配慮ばかりを言っていて、お前は何を持ち込んだか、と聞かれる心配はない。全員に一口ずつは回るはずのものを提供しましたよ。
公園ではないから見上げる桜はない。しかし、舞台上にはかなり太い枝を切って掲げられている。切られた桜も哀れだが、個人宅のものらしい。それで、よしとしよう。