どうした! JA全中の稲作技術
写真は、有楽町駅近くのJA全中が作った「ごはんミュージアム」のなかの「実りの水田」である。実も結ばず枯れかかっているのは昨年の水稲である。今年平成19年の稲ではない。
こういう立て看板がある。
太陽の光に近い「メタルハライドランプ」の人工光と、生育に必要な栄養分を調節することで稲を育てている。このようにコントロールしたなかでイネを栽培すると、自然の状態よりも早く成熟するといわれています。
そして、おいしく炊き上げ、みなさまにもご試食いただこうと考えている、と結ぶ。試食どころではない。実は結ばず(多少は籾が見える)、河原の枯れススキのような惨状を、トヨアシハラノミズホの国民(くにたみ)に見せている。
全中の総力を挙げた、ごはんミュージアムの中の水田は、耕作放棄・減反したのだろうか。あるいは手を加えないと、水田はこうなるというサンプルなのだろうか。