ヒラヒラと落ちてきた原爆
長崎に落とされた原爆は、ヒラヒラと落ちてきたという。たまたま、それを同級生が見ていて、記憶に留めておいたようです、という。
長崎原爆の被爆者の彼女はそういう。小学校の同窓会があった。6クラスあった。彼女のクラスから4人が出席したという。その中の一人の発言だった。爆弾は目にも留まらず落ちるだろう。原爆はそうではなかったということか。
ヒラヒラとは悪魔の舞いか。ヒラヒラといっても、相当な速さで落下したのだろう。その瞬間からどうなったのか。ピカドンと来たか。長崎原爆は、ピカドンではなく、ドンパーだという知人の被爆者がいる。場所によって光りも音も違って知覚される。ヒラヒラの続編が聞きたいものである。