ザリガニ捕まえて顕微鏡買った


← 昭和23年5月、ザリガニ捕獲で6,239円を得て顕微鏡2基、ラジオ1台購入。

お隣り南増尾の土小学校が、この11月で創立100周年を迎えた。それを記念して同校内に、「ふるさと資料室」が作られた。

昭和初期の「くらしと道具」をかつての村内から集めて教室の2部屋を使って展示している。

やはり児童数が減少しているため空き部屋ができ、それを利用したものだという。

家の中の道具、米作りの道具の100点を展示、台所で使うものには糸巻き車、せいろ、火消しつぼなどがあり、堂々たるかまどまで。

畳み敷きの部屋もできており、写真のように懐かしくもつましい昔に座り込むこともできる。やぐらこたつ、火鉢、あんかなどなど。

農具もズラリ。足踏み脱穀機は勤労奉仕でお世話になりました。驚いたことには、千歯こきがある。除草機もある。苗を植えるところに印を付けるハッタンコロガシというのは知りませんでした。

明治5年に増尾学校が万福寺の仮校舎で発足、明治32年に増尾尋常高等小学校と改称。これから100年となるようだ。明治5年から数えれば、すぐ創立130年記念となると思うけれど。

昭和24年にはドングリを拾い、5万円を稼ぎ、放送設備を整えたという。思えば戦後日本がもっとも貧しかった時代である。

なお、教科書類も展示。いつでも参観して下さいとのことです。