[⑤]出雲 八重垣神社のお札


神札授与所に杉の木目も新しい神棚が置いてあった。新品である。神棚のない家庭に神棚をまつりましょう、と言うことでいただいてきた。来年の八重垣神社のお札代と伊勢神宮のお札代を納めた。神社本庁のプレゼント?という。
  伊勢神宮のお札を神宮大麻と言い、大麻は古くは「おおぬさ」と読み、祈りがこめられる大切な部分(麻串=ぬさぐし)に由来する言葉だそうである。氏神のお札と共に収めることになる。大麻とは世上を騒がす言葉になっているけれど。
  出雲大社社務所発行の、詳細な「出雲大社由緒記」には、八重垣神社のことは一行も触れていない。スサノオノミコトは本殿の奥深く、摂社「素鵞社=そがのやしろ」にまつられているが、出雲大社で八重垣神社の案内を乞うことはできない。何か不穏な事情があるのかもしれない。あの神代の時代に。

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[⑥]出雲 これが出雲そば