百まで丈夫も 夢じゃない!

  夏祭りも終わりに近い。14町会合同の夏祭りが終わって、14町会それぞれの祭りが続く。
 毎年、踊りの新曲というのが披露され、女性グループが教えてくれる。今までに覚えたものだけで十分だと思うが、とにかく3回ほど教わって本番の夏祭りに参加する。
 女性グループの後について手足を動かせばいい。あなたをだれも観察などしていないんだからと言われる。それはそうだが、後についてゆくのが安心である。それで毎年ふた晩を踊った。のめりこむ何かがある。
 先祖の霊みたいな、土俗のタマシイみたいなものがある。
 ところが今度の新曲には驚かされた。新曲の歌詞は、あまり気にされない。音曲に乗るだけだから、内容はつぶさに分からなくてもよい。ところが、じっくり読ませてもらう機会があった。タイトルが「百歳音頭」、百歳である。老若男女が100歳を目指そうと言う。
    笑って生きれば しあわせが来る
    百まで丈夫も 夢じゃない
    さあさあ踊ろよ 百歳音頭
 百まで丈夫で生きようって、盆踊り、夏祭りの範疇を飛び出してはいないか。
 そんなこと考えるのは、お前さんだけだよ。ビールを飲め飲め。