「ぞうさん」 がうたえない
100歳を迎えられた詩人、まど・みちおさんの、あまりにも有名な「ぞうさん」が気になっている。團伊玖磨作曲の1番はうたえる。ここだけどこかで覚えた。2番があるというのでうたってみる。
1番の3行目が、
おはながながいのね
2番の3行目は、
だれがすきなの
と、なっている。1番は9字、2番は7字になってしまい、同じ調子で歌えない。 だあれがすきなあの と、うたうんだよ、と友人に教わった。
たぶん、それが正解なのだろうと思う。
しかし、である。詩人は8行詩を書いたのではなかったか。つまり、1番、2番と書いたわけではない。作曲するなら8行を一連として欲しかったのではなかろうか。詩にも、さらに作曲などに疎い者の思いである。