100歳のまど・みちおさん
11月1日に柏市の中央図書館に行った。100歳おめでとうの「まど・みちお展」を取材に行ったのである。詩人の蔵書を並べていた。詩にちなんだ書道展もやっていた。
はっぱにとまった
イナゴの目に
一てん
もえている夕やけ
この詩を子どもたちが書道の手本にしていた。
でも イナゴは
ぼくしか見ていないのだ
エンジンをかけたまま
いつでもにげられるしせいで…
あと4行続く。強い生き物の僕と、弱い生き物であるイナゴとの間に、川のように流れる「イネのにおい!」で終わる。
立ち読みである。イスぐらい置いたらどうですか、図書館さん。
きのうから除籍本をもらえることになっている。イナゴはテント小屋をのぞく。ひとり10冊までという。大きなリックサックに本を詰め込んでいる御仁がいる。それ持ち上がりますか、ちょっと心配になる。10冊ははるかに超している。
女流3人のエッセイと小説をもらってくる。再び100歳の詩人に戻り瞑想。