春の世の、そばもよきもの
村内の旧家のご主人がそばをうって持ってきてくれた。もちろん今は市内であるが、昔ながらの「村里」が見事に残されているところである。
そばをいただくのは初めてではないが、女房が慎重に茹でる。茹で方のプリントが添えられている。写真を見ると、これで1枚かと思うが、3段重ねになっている。つまり3枚、箱は二つあるから都合6枚をいただいたことになる。
2枚分を茹でて、たっぷりいただく。かなりのような気がする。
蕎麦屋の味と違う。完全な「そば」である。味と香りと、のど越しのスリル?値千金、春の世の極楽である。表現のしようがないのが残念である。
奥さんに(ご本人はお出かけである)お礼を言う。残ったら冷凍して、それを茹でるときには、煮立った湯の中に入れること、と指示された。なるほど、奥さんも見通しである。