さつき丹精50年
旬の花々は、いきいきと美しい。南逆井のOさんの「さつき」は丹精こめた苦労も見せる。初任地の日立からの美女たちである。Oさんの苦労話を聞いた。
転居とともに美女を育てた
秋月 万華
雪の重さを跳ねのけながら風雪に耐え、やがて若葉の春が訪れ、5月上旬から下旬にかけて全ての品種が咲き誇るサツキ、旧暦5月に咲くことからサツキと呼ばれたようです。花柄の中には無地、底白、覆輪、絞りなどいろいろありますが、一本の木から様々な花柄を咲かせ楽しませてくれるのが魅力です。新芽の間からつぼみが開き咲くのが特徴です。
さし芽から始まり、日立から川崎~向島~逆井と運命を共に歩み、転居ごとに折ったり枯らしたり。40、50年も経つものもあり、今では24鉢となり屋上に住まわせております。
花が終わると整姿、剪定を行い植え替え、これが暑い最中の作業で大変なんです。花の盆栽の中では一番管理が難しいと思います。