沼南庁舎の
こども図書館
乳幼児とお母さんたちの明るい、楽しい空間
乳幼児を連れたお母さんたちの中に入っていると、不思議な気分になってくる。末広クラブが天国に近いところだとすると、ここは人生のスタート地点。遠い昔に私も若い母に抱かれたのかなあ。幼児の気分を忖度しながら、いま沼南のこども図書館にいる・・・。
沼南でスタートした中高年素人劇団だいこん座が、ハッピー・パーティーを開くというので出かけた。こども図書館見学である。柏南高校ボランティア部の、パンダやイヌの着ぐるみ音楽隊が地元のバンドの「おもちゃのチャチャチャ」に乗って回る。だいこん座は、おばあちゃんたちの介護をめぐる寸劇。にぎやかで楽しい図書館である。
だいこん座のパーティーは一例に過ぎない。毎日午前10時半から「おはなし会」が開かれている。演奏会もあれば紙芝居、映像、工作などが予定されている。「乳幼児とその保護者を主な対象とし、図書の提供だけでなく、子育てや親子の健康に関する情報提供、また読み聞かせボランティアの育成・研修など…」を目的としている。
広さ470平方メートル、それがすべてフローリングの床、履き物は脱いで入る。おはなしの部屋にはマットが敷かれている。一部には床暖房が入っているそうだ。
はだしで走り回る幼児も。のびのびと広い、このピッカピカの図書館では、幼児も手の届くようなところに絵本などが置かれていて、お母さん用の料理本や雑誌もそろい、腰を下ろして幼児に本を読み聞かせられるようなところもあり、お父さんが幼児を抱いて読み聞かせていた。
床のど真ん中に寝転んで、昔話の本の世界に入り込むのは無作法かな。子どもたちが見ていますよ。