逆井ばやし、正月を行く

逆井ばやし

2日、伝統の響き鳴り渡る

毎年待っている人がいる。

小太鼓の妙手だったが、足腰が不自由になった。正月に回ってくる逆井囃子の仲間たちは抱き上げ、小太鼓の前に座らせ、打たせる。妙手が復活!。

2日、9時に富士浅間神社を出発した、大太鼓1、小太鼓2、横笛1、鉦1、獅子舞1という6人構成の逆井囃子の一行は申し出を受けた31か所を回る。新しい年の豊穣ならんことを祈願し、獅子舞が頭をかみ無病息災を祈る。旧逆井村中に、テレスケテンテンが鳴り渡る。

もっとも村中を回り始めたのは戦後のことと聞く。

ことしの7月15日の浅間神社の大祭には、4年に一度のお神輿が繰り出す。お神輿とともに逆井囃子の笛太鼓に乗って、7地区で、おかめ、ひょっとこなどが踊り、子どもたちを楽しませるはずである。南逆井では並木第2公園の休憩場所が近い。