2009年3月6日 / 最終更新日時 : 2023年4月26日 kinya 本 両親の苦。夫の苦。娘の苦。私の苦。 老いどころの話ではなくなりました。子どもが危機です。/しのびないのは子どもの苦。/自分の身にふりかかる苦は。/あさましい暗闇をひとりでのたうちまわっておれば、やがて抜けていくのです。/親の身にふりかかる死の苦は。/粛々 […]
2008年12月19日 / 最終更新日時 : 2023年4月26日 kinya 本 伴侶はルソーの『孤独な散歩者』 同年の文芸評論家がこう書いている。 青年期を過ぎると、わたしは、『プルターク英雄伝』を、よく読むようになった。ベートーベンもルソーもよく読んでいて、要するに、人生の伴侶だった、と。 英雄伝の至る処で鳴っているの […]
2008年8月23日 / 最終更新日時 : 2023年4月26日 kinya 本 好いたが因果、好かれたも 藤間流藤盛会の関東支部舞踊公演を見学。7月6日の国立劇場小劇場である。近隣でボランティアの舞踊教室を開いている藤間数衛さんが出演、清元「お祭り」を踊られた。 柏市の中央図書館に行き、『清元名曲選』を借り出し、「申 […]
2008年4月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月26日 kinya 本 形而上学という奇妙なコトバ もともと「哲学」に縁はない。理解する能力に欠けていると思っている。それでも1970年代に出た岩波講座「哲学」全18巻がそろっている。退職したら読もうと思ったのである、そんな余裕も時間もなく、あわれである。 新潮社 […]
2007年3月31日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 本 信長の遺骸があった! 「しかし、好奇心を持つことは長生きの秘訣の一つでございますぞ」 そんなセリフが飛び出してくる。 言われているのは、「信長公記」の作者太田牛一である。このミステリーでは、牛一が全編の主役として登場する。牛一は、熱烈 […]
2007年2月3日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 本 筆者も飛び込んでいる紹介の本 朝刊の、極小コラム「つれづれ」というのに5回続きの「私のとっておき」という忘れがたい本、心に残る本が紹介された。読者には、どんな記者かはまったくわからない。 あげた5冊はこうである。 ①ワシーリー・ペスコフ『アガ […]
2006年12月6日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 本 ハルキ文庫に童話シリーズ 上野の国立子ども図書館にときおり寄る。正式には、国立国会図書館国際子ども図書館という。18歳以上という資料室がある。濱田広介の童話全集(集英社)もある。その中の「むく鳥のゆめ」の1編のプリントが欲しかった。 2ペー […]
2006年11月17日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 本 どこまでも、きみのともだち 友人の俳人の句に、 ひろすけの赤鬼泣く夜木の実降る というのがある。濱田広介の名前は知っているが、その童話を読んだことがない。市の図書館で借り出して読んだ。「泣いた赤鬼」である。やさしい赤鬼は人間と付き合いたい。青鬼 […]
2006年7月23日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 本 万葉相聞歌の息づかい 若い万葉学者の7月講座は、平群氏女郎(へぐりのうじのいらつめ)が、越中守となって赴任した大伴家持への相聞歌8首、彼女の歌はすんなり理解できるものが無く、意外に手ごわい。それに文法の解釈が入り混じるので、はるか昔に教わっ […]
2006年6月26日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 本 知的なのに世渡り下手 知的なのに世渡り下手。活発な行動を心がけて。 三笠書房の王様文庫に、「スピリチャル」シリーズというのがある。江原啓之氏の人気シリーズで、もう6冊も出ている。同氏の、その一冊「スピリチュアル生活12か月」には、オーラ診 […]