2005年8月15日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 昔話 田んぼに落ちた親子焼夷弾 北関東の田植えは遅い。二毛作だから麦刈りが終わって、7月になる。旧制中学の3年生は、二人ずつ農家に農繁期の2ヶ月間も泊り込み、勤労奉仕という名の農作業に従事した。 ある晩、豪雨のような音を立てて親子焼夷弾が落とされた […]
2005年8月13日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 音楽 柏市立酒井根西小のみなさんへ 昨晩のNHKドラマ「象列車がやってきた」をご覧になりましたか。わたしは、君たちの図書室から借りてもらった絵本(題名は、ぞうれっしゃがやってきた、と平仮名だったと記憶していますが)を読んでいたので、絵本の中の動物や人たち […]
2005年8月11日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 隣近所 一合五勺の味醂代、六銭なり 時代をぐっと遡って明治30年、当世きっての紀行文書きの大町桂月が、筑波山から流山に降りてくる。 「ここは味醂の名所なれば、酒店に腰かけて、余は一合飲み、沢田子は五勺飲む、この代六銭なり。松戸に来たりし時、正午に近し。 […]
2005年8月8日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 本 毎日まごついています 毎日、まごついた生活を送っている。読もうと思っている本が見つからない。探し回る、この猛暑の中をまごまごしている。まごついているという時間の空費は、たぶんどこにも記録されることはない。 国立歴史民俗博物館の「歴博131 […]
2005年8月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 食べもの 肝っ玉母さんのお好み焼き 夏祭りで念願のお好み焼きの店を出し、好評、やったぞ!と大満足の関西生まれの肝っ玉母さんがいる。 一週間に一度は食べていると言うお好み焼きだが、屋台ともなると工夫がいるらしい。夏場のこととて生ものはやめて、生いかの代わ […]
2005年8月2日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 短歌 詩 俳句 私の作った竹べらをどうぞ シニアハウス柏から庭木の手入れに来てくれる。モクレン、ハナミヅキ、モッコク、カシワ、キンモクセイが狭い庭に身分不相応に育っていて、それをカンツバキの生垣が守っている。 身分不相応は、やがて満杯になって崩壊するような気 […]
2005年7月29日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 昔話 あなたはだれでしたか だれがだれやら分からない。63年ぶりの小学校の同窓会。去年第一回を開いたらしい。 記憶能力が、もともと欠如しているのである。こちらの名を呼びながら来てくれる人はいるけれど、顔を見ただけでは、それに胸につけた名札だけで […]
2005年7月25日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 植物 結構な味ですよ スベリヒユ わが菜園の最強の雑草はスベリヒユである。こまめに草むしりをすればいいのだが、真夏にはのび放題。これは食べられるし、救荒植物だったと読んだ記憶がある。飢饉のときに、これを食ったのかと思いながら抜く。これはするりと抜ける。 […]
2005年7月23日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 本 蝦蟇の油の口上はいつからか 明治・大正時代に、500編を越す紀行文を書いた大町桂月が、「春の筑波山」を散策した文がある。そこに蝦蟇の油は、まったく出てこない。あの口上とパフォーマンスは江戸時代から、と言うことを聞いているが、桂月が看過したとも思え […]
2005年7月18日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 神社仏閣 お神輿とお囃子が連なって10キロ 車の上にしつらえた大太鼓、小太鼓、横笛、鉦のリズミカルな逆井ばやし。続くのがおみこし、ワッショイワッショイ!。 4年に一度の産土(うぶすな)の浅間神社のお祭りである。神主の祈祷に続き、来賓・氏子の玉串奉てん。セレモニ […]