2006年8月22日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 小説 吉村 昭さんの転換 7月末に吉村昭氏が亡くなった。瀬戸内寂聴さんの追悼文(読売8.3)に、こういうところがある。 「吉村さんの『青い骨』が、文章の端正さと作品の品格の高いリリシズムで、口の悪い先輩作家たちから賞賛されていた。」 その […]
2006年8月18日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 戦争 柏市平和展と森林浴 悲惨な戦争から平和へ~若い世代に伝える~ という標題を立てて、第3回柏市平和展が開かれた。昼なお暗い、うっそうとした森に囲まれた手賀の丘公園「どんぐりの家」である。 パネル写真が戦争の被害と復興までを伝える。水筒や […]
2006年8月15日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 戦争 百姓になっていた中学生 機械が田植えをし、稲を刈り取ってゆく。この不思議を見飽きることがない。これが水稲を育て、米を主食とする大和民族なのか、信じられない思いで61年目の終戦記念日を迎えた。 終戦時の田舎の中学3年生。秋の農繁期の2ヶ月を農 […]
2006年8月13日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 植物 迎え盆の稲、堂々と 13日は迎え盆。この家のご主人は、朝早く、利根川遊水地の田んぼに行き、ようやく穂の出始めた稲を抜き、盆棚に収めた。見事な稲は、農家の盆棚らしく、堂々とした姿を見せて、今年の豊作への願いも誇示している。 ただし、ことし […]
2006年8月10日 / 最終更新日時 : 2018年10月20日 kinya 柏市南逆井 孤高の高島野十郎展 没後30年 高島野十郎展 三鷹市美術ギャラリーのパンフレットから (上)(左)絡子(らくす)をかけたる自画像(大正9年)(右)イタリヤの海 キオッジア漁村(昭和5-8年) (中)(左)すいれんの池(昭和24年) (右)流 […]
2006年8月8日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 隣近所 子どもみこしで夏の終わり 子どもみこしに続いて、さかなみこし(写真)、どんじりは山車。真夏日の午後3時を可愛いパレードが町会を一巡し、夜は盆踊りで町会の夏が終わった。 わが家の前がパレード・コース。強烈な西日を浴びてベランダで撮る。この動きが […]
2006年8月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 戦争 二人の長崎むすめ 61年前の娘である。広島に続き、原爆が二人の娘の上に落ちた。縁あって柏市に来た。縁あって当市の市民が発行している「ウイメンズ・ライフ紙」のボランティア記者が体験を聞き、記事にした。 以来、交際が続いている。柏和会( […]
2006年7月30日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 美術 天空の夜のかくれんぼ 隅田川花火と同じ夜、浦安でも豪華な花火の饗宴があった。どんどん高層マンションが林立し、花火が見えなくなりそう、というので出かけたが、まあまあ楽しんできた。 こちらは三階からの定点観測である。花火は、そのマンション群の […]
2006年7月27日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 隣近所 みんな持ってってくださいよ みんな持ってってくださいよ、と言われても、いささかためらいがある。自分で捕まえて、袋に入れなくてはならない。捕まえる自信がない。というよりも、どこを押さえるんだっけ、とうに忘れている。 わき腹を押さえる。なんと手を伝 […]
2006年7月23日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 本 万葉相聞歌の息づかい 若い万葉学者の7月講座は、平群氏女郎(へぐりのうじのいらつめ)が、越中守となって赴任した大伴家持への相聞歌8首、彼女の歌はすんなり理解できるものが無く、意外に手ごわい。それに文法の解釈が入り混じるので、はるか昔に教わっ […]