2007年2月3日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 本 筆者も飛び込んでいる紹介の本 朝刊の、極小コラム「つれづれ」というのに5回続きの「私のとっておき」という忘れがたい本、心に残る本が紹介された。読者には、どんな記者かはまったくわからない。 あげた5冊はこうである。 ①ワシーリー・ペスコフ『アガ […]
2007年1月27日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 美術 すてきな うちって どんな うち 柏市在住の洋画家長縄えい子さんが、スマトラ沖大地震に取材した、ゾウの活躍を描いた絵本「TSUNAMI(つなみ)」は、スリランカ・カンボジア・日本で出版されているが、同じ年に発行された、もう一つの絵本がある。 「すて […]
2007年1月20日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 食べもの チキンラーメンは35円だった 20世紀最大の発明の一つ、といわれるインスタントラーメンに縁のない生活を送ってきた。一、二度は試食したような気もするけれど、縁なき衆生だった。その発明者・安藤百福さんが亡くなった。いまさら試食もおかしいが、いくつか買っ […]
2007年1月12日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 音楽 ここはミクニを何百里 ここは御国を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友は野末の石の下 「戦友」の一番。御国には「おくに」とかながふってある。これを「みくに」と、森繁が歌ったと言うことで、ミクニ論争が起き […]
2007年1月7日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 小説 けさ、おゆるしが出たのよ 中野重治が太宰治について、「死なぬ方よし」という短文を書いているのを見つけた。昭和50年10月『文章読本 太宰治』(河出書房新社) その中で、短編『満願』のことを言う。 医者が禁欲を命じていて、それが解ける時のたの […]
2007年1月1日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 戦争 「呑龍」という重爆撃機があった。 「パラオのアイライ飛行場から、占領されたサイパン飛行場を逆爆撃すべく早朝に、十九機の呑龍(どんりゅう=新鋭爆撃機)が飛び立ち、無事帰還を耳をすませて夕刻まで待ったが、漸く戻ってきたのは二機だけだった、……」 柏市には […]
2006年12月23日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 短歌 詩 俳句 榾火詠む遠いむかしに戻りきて 戦争中の中学生、農繁期には農家に泊まりこんでの勤労奉仕。囲炉裏に榾火(ほたび)がはじけ、やかんの湯が沸いている。梅干が出され、たくわんをいただく。 視察に来た国語の老教師が、一茶の「おとろへや榾折りかねる膝頭」を教え […]
2006年12月13日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 短歌 詩 俳句 会津八一の、漢詩の短歌訳 ボランティア記者をしている「柏ウイメンズ・ライフ」のコラムに、東博の「特別展 一木にこめられた祈り 仏像」の後期に登場した滋賀・向源寺の国宝十一面観音菩薩立像の感想を書き始めたが、会津八一の歌があるかと思い、『自注鹿鳴 […]
2006年12月6日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 本 ハルキ文庫に童話シリーズ 上野の国立子ども図書館にときおり寄る。正式には、国立国会図書館国際子ども図書館という。18歳以上という資料室がある。濱田広介の童話全集(集英社)もある。その中の「むく鳥のゆめ」の1編のプリントが欲しかった。 2ペー […]
2006年11月28日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 小説 厚物咲を見て、『厚物咲』を読む 写真は町内の友人の見事な厚物咲である。成長調整剤を使わないので丈が伸びたというが、手入れが大変だっただろう。そこで、中山義秀が昭和13年に芥川賞を受賞した『厚物咲』を思い出し、八木義徳が言う「東北という風土の持つ暗く重 […]