2006年5月19日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 本 嵯峨信之詩集との邂逅 借りを返えす ゆつくりとくと考えてみたい/死への路上をこんなに気軽に歩いていつていいのかどうか/足跡を残さないことは/小さな泥鰌とそつくりおなじだ/息のつまつたような泣き声も泥鰌に似ている/たとえどんなぶざ […]
2006年5月13日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 昔話 おっかあの背中はあったかい 正月用の生け花になると言う五葉松は、接木をしないと製品にならない。その接木を40年、私の接木技術は、日本一だという農家がある。でも、大半はカブ、ネギ、ハショウガなどの生産者であるという。 千葉県柏市逆井にある市立逆井 […]
2006年5月6日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 食べもの 柏餅は貝型か丸型か 端午の節句には柏餅を食べる。しごく一般的なことだが、貝型か丸型でいつも悩む。味に差があるわけではないけれど、貝型が本当で丸型は大量生産による安直柏餅だと思っていた。 わが家で作るわけではないから、近所の和菓子店から買っ […]
2006年5月1日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 植物 いぬふぐり、君も外来種か ある春遍路の一行が畑作地帯を抜けてゆく。人手不足か耕作放棄か、ホトケノザとイヌフグリが咲き乱れている。新しく参加したらしいおばさんが、 「イヌフグリって、犬の糞のことだってね」 という。声が大きい。春風に運ばれてくる […]
2006年4月27日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 美術 かっぱは何を思うや ひざを抱いてかっぱは何を考えているのだろうか。傷心の様子にも見える。 牛久市城山にある小川芋銭の「河童の碑」。日本画家の芋銭の絵を基に中村直人という彫刻家が彫ったものという。その拓本である。 柏市亀甲台町の郷土史家 […]
2006年4月21日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 神社仏閣 利根運河大師護持会の春遍路 朝の雨もやみ、絶好の春日和。柏市船戸の牡丹寺・医王寺の和尚の先導で、春遍路は②コース「柏市船戸山高野」のスタート。牡丹は蕾の咲き始めたのもちらほら。 参加者21名、流山の人が多い。木々に若葉、花々が真っ盛り、こいのぼ […]
2006年4月18日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 植物 ぐんぐん育つ稲苗 これが現代版の苗代か、などと言うと笑われる。仕方がない。終戦直前の勤労奉仕で、農家に泊まりこんで働いていた中学生の古典的農作業の記憶とは雲泥の差がある。 千葉県柏市の農家、4月1日に播種、ハウス内で水耕栽培、1ヶ月で […]
2006年4月15日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 小説 うなぎのミステリー 水槽の中を泳いでいるのは金魚と当家の主人が釣って来たタナゴ。この水槽には、もう一匹うなぎが隠れている。姿は見えないが、たぶん夜な夜な現れて、金魚の尾びれなどを食いちぎる。 3年ほど前、海釣りで主人が10数センチのうな […]
2006年4月11日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 気持ち 居心地のいいところ 柏駅前のサンサン通りに寺島文化会館がある。文化的なグループの会合に無料で部屋を提供してくれ、2階の画廊では有名・無名の美術展が開かれる。 その1階に、「和雑貨さら」が常設されている。職人が生み出す雑貨、かんざし、陶器 […]
2006年4月8日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 隣近所 月落ち烏鳴きて霜天に満つ 桃の花が満開で萱葺き屋根を覆っている。数寄者の隠居所の風情。これが近辺の住宅よりも高みにあるから春夏秋冬、月を眺めるのに絶好である。 枯山水のわきを通り、座敷を覗き込むと、張継の漢詩「楓橋夜泊」の拓本が掛けられている […]