2005年9月16日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 小説 崩壊の種を秘めた夏の終り 「この美しい日は、みずからの中に崩壊の種を秘めていた。もう、夏も終わりだった。太陽は雲ひとつない青空で燃えている。アスターとダリアは透明な光の中でこゆるぎもしない。」 スイスのジュネーブ湖畔のホテルでの夏の終わりの描 […]
2005年9月12日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 美術 友禅師の貴重な陣中画 友禅師が召集されて中国前線に行き、そこで現地の風景、風俗、兵士たちの様子を、画用紙を綴じた画帳を作り、克明な細密な絵を描いていた。そこに殺伐なものは何もない。おおらかな友禅師の心が見えるような絵の世界がある。上官の温か […]
2005年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 病気 緊張型頭痛なのだ! 頭の後頭部が痛い。ときどき痛い。不愉快である。原稿が書きあがらず、ひねもすパソコンとにらめっこをしている。そのためだろう。でも万一ということもある。 台風14号の余波で、強風の吹き荒れる午後、いきなり豪雨が来た。その […]
2005年9月4日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 短歌 詩 俳句 風に揺れる記憶 同人雑誌の面々も参加して、絵を書き写真を飾り詩を紹介する「京浜の新しい風 エコール・ド・川崎展」。植物のオブジェも三つ、これはその一つだがプロの作品である。広いフロアに300個、三角形のように置かれているが、これは部分 […]
2005年9月2日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 神社仏閣 見逃した小室の獅子舞 北総鉄道の小室駅近く、道沿いにいきなり朱の鳥居がある。急な石段を登ると、こじんまりした朱塗りの八幡神社の本殿が鎮座している。まだ午前中なのに薮蚊の出迎えである。 雄獅子、中獅子の二匹が雌獅子の取り合いを乱舞するという […]
2005年8月30日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 美術 これが三八式歩兵銃か 我孫子市市民会館で、あの六角形の親子焼夷弾ことM69集束焼夷弾に触れ、これが豪雨の降るような音をさせて38発に分かれて飛んできたものだったか、と思ったが、今度は柏市中央公民館の「平和のための戦争展」(「とうかつ」実行委 […]
2005年8月26日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 美術 「ヨーロッパには雑草がない」 写真は隣の芝生、ではなく隣の雑草である。6月に町会が草刈り代行をしたのに、もうこの始末である。小気味よく伸びる。ひとごとではなく、わが菜園でも少し油断すれば草ぼうぼうである。 タイトルは、和辻哲郎の『風土 人間的考察 […]
2005年8月24日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 短歌 詩 俳句 酒のありがたさ 「酒のありがたさ」を語るのは、若山牧水である。 「一度口にふくんで咽喉を通す。その後に口に残る一種の余香余韻が酒のありがたさである。単なる味覚のみのうまさではない。」 随筆「酒の讃と苦笑」の中でそういい、その冒頭で […]
2005年8月20日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 隣近所 暑かった被爆60周年式典 すぐそこが手賀沼、風が湖面を渡ってくる。しかし、午前10時なのに太陽はギラギラ。平和記念碑前で行われた原爆60周年平和記念式典は暑かった。「我孫子市原爆被爆者の会」の会長・山田清一さん(80)は立ちっぱなしである。 […]
2005年8月18日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 隣近所 紙芝居を見たり、唱歌を歌ったり… 柏市の民話「とったり庄兵衛」の紙芝居が終わると、唱歌「ウミ」 ウミハ ヒロイナ、大キイナ、ツキガ ノボルシ、日ガ シズム。 柏市の施設「ほのぼのプラザますお」は、介護予防センターである。高齢者が充実した生活を送れる […]