2010年6月29日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 神社仏閣 女体のごとき灯篭美しき 雨雲が不機嫌な動きを見せていた6月24日、当地はすばらしい晴天となった。神のご加護がありました、と寄進者にお祝いの言葉を申し上げた。 写真のような村の鎮守様に、一対の春日灯篭が寄進されたのである。 灯篭は建設というの […]
2010年6月20日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 美術 アイパッドは童話の入り口か 娘がアップルのiPad(アイパッド)を持ってきた。驚くばかりの機能を持つ。いまさらその機能を紹介しても仕方がないが、多機能携帯端末とはすごいものである。 パソコンでさえ、メールを打ち、原稿を書く程度の機能を利用して […]
2010年6月11日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 病気 撃ちてし止まん その心もて 柏市には国立がんセンター東病院がある。その9階には食堂があり、眺望すこぶるよいという。建築中のスカイタワーも見えるという。 そういうメールを呉れたのは、東病院入院を控えた友人で、覚悟のがん手術が決まっていて、打って […]
2010年6月3日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 小説 籠原でカゴを乗り換えた 人生は、とにかくあっという間に過ぎ去って行く。百代の過客なんていう言葉を思い浮かべる。その過客の一人に絲山秋子という小説家がいる。小説に、その舞台の土地のことが詳細に出てくる。 かなり前の「ラジ&ビース」には群馬 […]
2010年5月25日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 植物 捨てられちゃった稲苗、あわれ ときどき、慈恵医大の柏病院に行く。回りには薬局が、ずらりと顔を並べているが、まだ田んぼが残っている。早苗がぐんぐん育っている。そのあぜ道を歩く。なにか昔の小学唱歌があるような気がするが思いつかない。 野道を行けば […]
2010年5月15日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 小説 街行くオンナの品定め 陽光がサンサンと照るようになると、いつもアーウィン・ショーの短編「夏服を着た女たち」を読む。何年か前、同人雑誌に書いた感懐が出てきた。少しも偉くならず、少しも成長していない自分に気がつく。こんな具合に書いている。 […]
2010年5月12日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 美術 菊のご紋章入りの箸ですぞ 母の日から、わが家では菊のご紋章入りの箸で食事することになった。娘が友人と皇居参観に行ってきた、そのお土産である。黄門さんの印籠を見せると、たいていが平伏するのはドラマの話であるが、箸をパッと見せてもかしこまる相手は […]
2010年5月7日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 気持ち 天国の入り口を見てきた セレモハートグループという葬儀社のセレモ柏ホールがリニューアル(つまり新装した)したという記念大感謝祭が行われ、女房と見学してきた。 つまりは天国(たぶん)の最初の入り口を特別拝観させてくれると言うことである。小ホ […]
2010年4月27日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 植物 花びらが散り、続いて桜蘂が降る 桜の樹は4態を見せる。 まず裸木あり。それが、満開のいじらしさとなる。そのいじらしさが遅れに遅れ、われらが花見には完全に閉じていた。いじわるさである。もうひとつの花見は雨だった。空つ神のいじわるさである。 花びらが散って […]
2010年4月22日 / 最終更新日時 : 2023年4月28日 kinya 本 私には速読ができない 村上春樹の「IQ84」3巻が発売された日、NHKでは、女性の速読の妙技を見せてくれた。ページがすらすらとひもどかれていく。こういうパフォーマンスにお目めにかかったことはないので仰天する。 しかし、速読の技術も意義に […]