2007年4月14日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 短歌 詩 俳句 俳句とのコラボレーション 俳句と絵、俳句と音楽のコラボレーションの話をしながら、吟行の作句こそ究極の(ありふれてはいるが)自然と魂のコラボレーションではないかというところに落ち着いた。 柏市松葉町で50年も続いている句誌『冬草』の主宰をされ […]
2006年12月23日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 短歌 詩 俳句 榾火詠む遠いむかしに戻りきて 戦争中の中学生、農繁期には農家に泊まりこんでの勤労奉仕。囲炉裏に榾火(ほたび)がはじけ、やかんの湯が沸いている。梅干が出され、たくわんをいただく。 視察に来た国語の老教師が、一茶の「おとろへや榾折りかねる膝頭」を教え […]
2006年12月13日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 短歌 詩 俳句 会津八一の、漢詩の短歌訳 ボランティア記者をしている「柏ウイメンズ・ライフ」のコラムに、東博の「特別展 一木にこめられた祈り 仏像」の後期に登場した滋賀・向源寺の国宝十一面観音菩薩立像の感想を書き始めたが、会津八一の歌があるかと思い、『自注鹿鳴 […]
2006年11月22日 / 最終更新日時 : 2023年4月24日 kinya 短歌 詩 俳句 ちがふ乳房に逢ひにゆく 「冬銀河」という真鍋呉夫さんの七句が、読売の夕刊に載っていた。やはり雪女が出てくる。 真鍋さんが、句集『雪女』で読売文学賞を受賞したとき、真鍋呉夫書展が開かれた。平成5年6月、自筆句を展示即売していた。買った句集に一 […]
2006年3月14日 / 最終更新日時 : 2023年4月23日 kinya 短歌 詩 俳句 さんしゅうの花はこまかい 友人が深大寺に吟行に行き、山茱萸(さんしゅう)の花の写真を見せてくれた。講談社版の日本大歳時記に、長谷川素逝の句がある。 さんしゅうの花のこまかさ相ふれず 名だたる俳人が、みんな山茱萸を使っているのに、素逝だけひ […]
2006年1月19日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 短歌 詩 俳句 膝の美しき 北杜夫さんが、奥さんになった人のことを、「彼女はかなり短いスカートをはいていて、膝小僧がなかなか可愛く見えた」と「私の履歴書」(日経)の中で書いている。このことはエッセイでも書いたら、膝小僧だけで結婚するとは何事だと抗 […]
2005年12月16日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 短歌 詩 俳句 俳句の心を絵に描く 俳句を読んで、それを絵に描き、絵を見て句を作る。そういう美術展がある。鎌倉にアトリエを持つ内藤範子さん、それに俳人は高橋謙次郎さん。柏市で50年を迎えた句誌「冬草」の主宰者である。 この12月に、市川市の「和洋菓子・ […]
2005年10月18日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 短歌 詩 俳句 看護婦さんに会いに行く 花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく 真鍋呉夫氏が、読売文学賞をもらって書展を開いたことがあった。平成五年のことである。句集「雪女」を求めたとき、一句を書いてくれたが、上掲の句ではなかった。涼しくなると、この句(いまや有名句 […]
2005年9月4日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 短歌 詩 俳句 風に揺れる記憶 同人雑誌の面々も参加して、絵を書き写真を飾り詩を紹介する「京浜の新しい風 エコール・ド・川崎展」。植物のオブジェも三つ、これはその一つだがプロの作品である。広いフロアに300個、三角形のように置かれているが、これは部分 […]
2005年8月24日 / 最終更新日時 : 2023年4月20日 kinya 短歌 詩 俳句 酒のありがたさ 「酒のありがたさ」を語るのは、若山牧水である。 「一度口にふくんで咽喉を通す。その後に口に残る一種の余香余韻が酒のありがたさである。単なる味覚のみのうまさではない。」 随筆「酒の讃と苦笑」の中でそういい、その冒頭で […]