2005年11月10日 / 最終更新日時 : 2018年10月20日 kinya 柏市南逆井 柏市逆井の歌人 館山一子の歌 暗い心で居なければならないと思うその事が堪へられない 丈けだ血を吐いて寝る事なんか何でもない 短歌とは五七五七七だが、上の言葉も短歌だといわれると戸惑う。柏市逆井(土村逆井)に明治29年に生まれた館山一子の処女歌集「プロ […]
2005年11月8日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 新聞 富国強猫 いい熟語だ 上質紙を使ったタブロイドの「ねこ新聞」(月間、カラー8ページ)をもらってきた。題字下に、猫好きなら喝采を博するような、「富国強猫」とある。その昔、「富国強兵」で踊らされた経験のある世代には、ぎょっとする熟語だが、相手は […]
2005年11月3日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 隣近所 舞踊が一番の人気です 南部地区の秋の文化祭。そのひとつ、芸能発表会が体育館で開かれた。何人も知人の参加している「のばら合唱団」のコーラスを聴きに出かけた。開幕いきなりの出番、17名が「故郷」「春の小川」など、懐かしいふるさとを歌ってくれた。 […]
2005年10月28日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 本 小学生の日記に猫の挿絵 北鎌倉に丹庵というアトリエを構えている画家・内藤範子さんは猫好きらしい。名刺にも二匹の猫が初対面の客を品定めしているし、10月初めには銀座で、「墨絵画展ー俳句の猫]を開いた。有名な俳句に猫の絵を描いている。絵は、句を理 […]
2005年10月23日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 本 大空真弓は献花なし卵葬 献花はいりません。ゆで卵を「献玉」してください。ほかの人の献玉を持ち帰ってください。そのとき、すてきな塩をお渡しします。 この奇想天外な話が、『大空真弓、多重がん撃退中!』(宝島社)の中に出てくる。祭壇に飾る遺影は、 […]
2005年10月21日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 神社仏閣 ご馳走さん!蕗料理 お大師さんの秋遍路。といってもちょっと類のない遍路である。 千葉県の柏・野田・流山の三市にまたがって、8.5キロにわたる運河がある。 利根川と江戸川を最短で結び、東京に物産を送るために開削されたものだが、運河の土手に […]
2005年10月18日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 短歌 詩 俳句 看護婦さんに会いに行く 花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく 真鍋呉夫氏が、読売文学賞をもらって書展を開いたことがあった。平成五年のことである。句集「雪女」を求めたとき、一句を書いてくれたが、上掲の句ではなかった。涼しくなると、この句(いまや有名句 […]
2005年10月15日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 本 文学講座のあとは百花園 井伏鱒二の短編「へんろう宿」。早稲田大学名誉教授の紅野敏郎氏が読み上げる。バスを乗りすごして来た遍路岬の宿、おばあさんが三人、それに小学生の女子二人、これが宿の構成員。五人とも捨て子だという。 夢のような宿だが、人間 […]
2005年10月8日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 神社仏閣 あわれ!興福寺の国宝仏頭 高さ98.3センチ、銅造・鍍金、天武4年(685年)。白鳳文化期を代表する興福寺の国宝仏頭が東博の広い展示室に、ただ一つだけ、薄い光のなかに在る。 「貴公子を彷彿させるものがある」という。貴公子ではなく、親しい、やわ […]
2005年9月30日 / 最終更新日時 : 2023年4月22日 kinya 本 世界で一冊だけの絵本 ご自分で絵を描き、言葉を入れ、製本する。世界に一つだけの絵本ができる。その絵本が数十冊も並べられていて壮観である。じっくり、ゆっくり観賞すれば、秋の日が傾くのを忘れる。 上野の東京都美術館の「東京展」(3日まで)の中 […]